「証明写真を撮る時にカラコンはダメなの？」「カラコンした証明写真はバレる？」
そんな疑問を持っている方も、多いのではないでしょうか。
確かに、証明写真は履歴書に貼って自分をアピールする大切なものですので、カラコンを装着して相手にいいイメージを与えたいですよね。
しかし、証明写真にはカラコンをつけない方が無難です。
どうしてもつけたい方は、ナチュラル系のカラコンを使うといいでしょう。
この記事では、証明写真にはカラコンをつけない方が無難な理由や、撮影時のポイントについて、詳しく解説します。
１．証明写真にカラコンはつけない方が無難
履歴書に貼る証明写真には、カラコンをつけて撮影しない方が無難です。
その理由について、詳しく見ていきましょう。
不真面目な印象を与える可能性がある
カラコンをつけて撮られた証明写真は、見る人に不真面目なイメージを与えてしまう可能性があります。
採用担当者は履歴書を見て、自社にふさわしい人材かどうかを判断しているからです。
証明写真にカラコンをつけて写っていると、真面目な印象は与えず、一般常識がない人間だと判断されてしまいます。
また「学生気分が抜けていないのでは？」と不安を感じる担当者もいるでしょう。
したがって、カラコンで写した証明写真は、採用担当者にマイナスなイメージを与えてしまうリスクがあるのです。
目だけが強調されて不自然に見える
カラコンをしたまま撮った証明写真は、目だけが強調されて不自然に見えることがあります。
デザインにもよりますが、特にフチがくっきりとしたカラコンは目を必要以上に際立たせ、違和感のある写真になってしまうからです。
また、証明写真を撮影したり面接に臨んだりする際は、メイクも気を使ってナチュラルに仕上げることが多く、普段使っているカラコンをつけると目が悪目立ちして不自然です。
違和感のある証明写真は、採用担当者に「コミュニケーションスキルがない人間だ」という印象を与えてしまいます。
業種によってはプラスになることも
例外として、一部の業種ではカラコンの証明写真がプラスになることもあります。
ファッションや美容に関する業界などでは、センスが重要になるからです。
美容師やアパレルブランドのショップ店員、スタイリストを目指しているのであれば、証明写真にカラコンをつけても、オシャレな印象を与えるなど一定の効果があるでしょう。
対して、清潔なイメージが問われる医療系や教育系、飲食系、また営業職や事務職を探している方は、カラコンをつけて証明写真を撮影するのは避けた方が無難です。
2.どうしてもカラコンしたいのならナチュラル系で
何らかの事情を抱えていて、どうしてもカラコンをつけて証明写真を撮影したい方もいるでしょう。その場合は、ナチュラルに見えるレンズを選びましょう。
ブラウン・ブラック系を選ぶ
証明写真を撮る時のカラコンのカラーは、ブラウン系やブラック系を選びましょう。
これらの配色のカラコンは、つけても自然な目に見えるため、相手に違和感を与えません。
上手くナチュラルさを出せたら、カラコンをしていること自体が気づかれにくいです。
仮にバレたとしても、不自然さがなければ身だしなみの範疇だと思ってもらえるでしょう。
配色だけではなくデザインについても、2トーンや3トーンのカラーで派手にグラデーションされたものは避け、単色でシンプルなものを選びましょう。
フチなしかぼかしフチのレンズを選ぶ
証明写真用のカラコンは「フチなし」または「ぼかしフチ」のレンズを選択しましょう。
このタイプのレンズであれば、装着してもナチュラルに見せられるからです。
フチなしとは、着色部分の一番外側に境目がないため、瞳に自然に馴染むタイプのレンズ。
一方のぼかしフチとは、着色部分の一番外側が少し濃い目の色でぼかされているデザインのレンズで、瞳を違和感なく大きく見せられます。
フチがくっきりとしたレンズは瞳が強調されて不自然なイメージを与えてしまいますので、証明写真を撮る時は避けましょう。
着色直径も控えめに
証明写真の撮影時につけるカラコンは、着色直径も控えめなデザインのものを選択しましょう。
着色直径が自分の裸眼に近いサイズのレンズを選択すれば、相手にカラコンをつけていることがバレにくいからです。
具体的には、日本人の黒目の平均直径は11.5～12.5mmあたりですので、着色直径が13.0mm前後のカラコンがおすすめ。
それ以上の着色直径を持つカラコンは瞳を不自然に目立たせてしまいますので、証明写真ではおすすめできません。
ナチュラルに見えるカラコンなら写真にも不自然さは出ませんので、撮影時は着色直径が小さめのレンズでさりげなく盛りましょう。
3.カラコン以外で撮影時に気をつけること
最後に、証明写真を撮る際、カラコン以外の部分で気をつけるポイントを紹介します。
ナチュラルメイクで撮る
1つ目のポイントは、ナチュラルメイクを施して撮影に臨むことです。
明るく自然に見えるメイクで撮影すれば、写真を見る人に誠実な印象を与えられます。
特にアイメイクについては、カラコンをつけた上につけまつげやマスカラで目を盛りすぎると、不真面目な人間に見えてしまいます。
一方で、すっぴんだと社会人としての常識が足りないと判断される恐れがありますので、最低限のメイクは必要です。
証明写真を撮る際は、自然に見えるナチュラルメイクで相手に好印象を与えましょう。
自然な笑顔で撮る
2つ目のポイントは、自然な笑顔で写真を撮影することです。
笑顔で写っている証明写真であれば、元気なイメージを相手に与えて好印象を持たれます。
いくらカラコンで目力を高めても、暗い表情で写っていれば覇気がなく能力もないように見えてしまい、プラスのイメージにはなりません。
一方で、大きな口を開けて笑っている写真は表情が分かりづらく、一般的な常識がないと思われる恐れがあります。
証明写真はナチュラルなカラコンをつけた上で、表情も自然な笑顔で撮影しましょう。
清潔感のある服装で撮る
3つ目のポイントは、服装も清潔感のあるもので撮影することです。
写真に写り込む服装に清潔感があれば、人物全体の印象もさらによくなります。
証明写真は採用担当者の第一印象を決定づけるものですので、顔のイメージだけではなく、全体的な清潔感もアピールしなければなりません。
いくらカラコンをつけて顔を明るくみせても、不潔さを感じる身だしなみだと相手に悪い印象を与えてしまうのです。
証明写真を撮影する時は、そのまま面接に行けるような服装で臨みましょう。
髪のセットも忘れずに
4つ目のポイントは、髪型もしっかりとセットすることです。
顔の表情が明るく清潔感のある服装で写っていても、髪がきちんとセットされていないとだらしない印象を与えてしまいます。
まず、眉毛にかからないように髪をセットして、相手に顔の表情をはっきりと見せましょう。
ロングヘアの方は、後ろで1つに束ねます。セミロングの場合も、耳は出すようにしてください。
髪を派手なカラーに変えている場合は、できるだけ自然な色に戻しましょう。
カラコンと同じように、髪の色もナチュラルさを心がけてください。
4.まとめ
今回は、証明写真にはカラコンをつけない方が無難な理由や、撮影時のポイントについて解説しました。
不自然で不真面目に写ってしまうため、証明写真にカラコンをつけるのはおすすめできません。
どうしてもつけたい方は、自然に見えるナチュラル系カラコンを使いましょう。
メイクや服装、そして髪の毛についてもナチュラルさや清潔さが求められます。
この記事を参考に、いい印象を与えられる証明写真を撮って、就活を成功させてくださいね。