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カラコンの基礎知識

カラコンの使用期限って何?主なタイプや有効期限との違いを解説。

カラコンの基礎知識

カラコンを使い始めたばかりの方は、レンズの「使用期限」や「有効期限」という表記に少し混乱してしまうことはありませんか。

カラコンの使用期限には、1Day、2Week、1Monthといったタイプがあり、ユーザーはそれぞれを正しく知っておく必要があります。また、使用期限を過ぎたカラコンを使ってしまうと、目の健康に悪影響を及ぼす可能性もあるため、注意しなければなりません。

この記事では、カラコンの使用期限と有効期限の違いや、期限切れカラコンの危険性について、詳しく解説します。

1.カラコンの「使用期限」って何?

最初に、カラコンの「使用期限」の意味と「有効期限」との違いについて解説します。

使用期限とは「開封後に使用できる期間」

カラコンの「使用期限」とは、開封したレンズを安全に使える期間のことです。
使用期限はメーカーによってタイプごとに決められており、レンズはその期限に沿って設計されています。
使用期限を過ぎたカラコンは素材が劣化するため、品質や性能が保証されません。

また、使用期限は開封後の日数であり、使用できる回数ではないことにも注意が必要です。
例えば、使用期限が2週間と定められているタイプのカラコンであれば、14日間の中で使わない日があったとしても、2週間後に期限切れとなります。

「有効期限」との違い

一方の「有効期限」とは、カラコンが未開封の状態で使用可能な期限のことです。
有効期限は製造日から2~3年間で設定されており、カラコンのパッケージやブリスターパックに「EXP:2028‐10‐30」といったかたちで記載されています。

未開封のカラコンはこの期限内であれば使えますが、一度開封したら、今度は使用期限に従わなければなりません。
つまり、有効期限は未開封状態での保存期限、使用期限は開封後に守るべき期限です。2つを混同せず正しく使い分けて、目の健康を守りましょう。

2.使用期限は主に3タイプ

カラコンの使用期限には、主に「1Day」「2Week」「1Month」の3タイプがあります。

1Dayタイプ

1Dayタイプとは、開封後その日のうちに使い切ることが前提の、1日使い捨てレンズです。
毎日、新しいレンズをつけるため、衛生的で目に優しいのが特徴で、面倒なお手入れが不要という大きなメリットがあります。

カラコン使用にかかるコストはやや高めですが、使用期限が明快で扱いやすく、忙しくてカラコンのケアに時間をかけたくない方にもおすすめです。
ただし、1回外したレンズは使えなくなるため、目にゴミが入った場合は破棄しなければなりませんので、1日に何度もつけ直す必要のある方には不向きです。

2Weekタイプ

2Weekタイプとは、開封後2週間で使い捨てるよう設計されているカラコンです。
2週間連続してレンズを使えるため、1Dayタイプよりコストパフォーマンスが高いのがメリットで、買い置きのストックを収納しておくスペースも狭くて済みます。

一方で、2Weekタイプは長期間使用するため毎日のお手入れが必要で、洗浄液を使って清潔な手でレンズをしっかりとこすり洗いした後、専用の保存液で保管します。
なお、清潔さを維持できれば、つけ直しは何度でも可能なレンズです。

1Monthタイプ

1Monthタイプは、開封後1ヶ月以内に使い切るタイプのカラコンです。
2Weekタイプと同様に日常的なお手入れが必要ですが、1つのレンズを30日間使うため、さらにコストパフォーマンスが高くなるのが特徴です。

したがって1Monthタイプは、同じカラコンを使い続けたい方に向いています。
ただし、長期間使用するこのレンズは、しっかりと洗浄と保存を行わなければ目のトラブルを引き起こすリスクが高まるため、注意が必要です。

3.使用期限が切れたカラコンを使うとどうなる?

使用期限が切れたカラコンを使うと、目に傷がついたり眼病にかかったりするリスクが高まります。詳しく見ていきましょう。

目に傷がついてしまう

使用期限が切れたカラコンを使い続けると、目に傷がつく恐れがあります。
レンズの劣化が進むことで品質が低下し、素材の柔軟性が失われてしまうからです。

乾燥や硬化が進んだレンズは、日数が経つと装着感が悪くなって目に異物感が出ることもあり、これが原因で角膜に傷がつくなど、視力にも悪影響を及ぼす恐れも。
カラコンは使用期限を守るとともに、少しでも違和感が出たらすぐに使用を中止しましょう

眼病にかかってしまうことも

使用期限が切れたカラコンは、眼病にかかるリスクも高まります。
カラコンを長期間使用することで、レンズに汚れや細菌が蓄積してしまうからです。

細菌が繁殖すると、角膜炎や結膜炎といった眼病を引き起こす可能性が高まり、場合によっては治療が必要になるケースもあります。
眼病の治療中はカラコンが使えなくなってしまうため、使用期限を過ぎたカラコンは絶対に使用せず、決められたタイミングで交換することが大切です。

4.カラコンの使用期限の選び方

ここからは、カラコンの使用期限の選び方について解説します。

こんな方には1Dayタイプがおすすめ

デートやイベントの時にだけカラコンを使いたいという方には、1Dayタイプがおすすめです。
2Weekや1Monthタイプは、あまり利用しなくても期限が来たら交換する必要があるため、使用頻度があまり高くない方の場合は、1Dayタイプの方がコストパフォーマンスが高くなります。

また、お手入れの手間も省けて衛生的ですので、旅行やスポーツなどにも便利な上に、初心者にも扱いやすいタイプです。
いろんなデザインのレンズを試したいおしゃれに敏感な方にも、1Dayタイプが合うでしょう。

2Week・1Monthタイプがおすすめな方

頻繁にカラコンを使う方や、コストパフォーマンスを重視したい方には、2Weekタイプや1Monthタイプがおすすめです。
同じレンズを長い期間使い続けるため、頻繁にレンズを買う必要がないのもメリットの一つです。

また、1Dayタイプを毎日使うと、大量のストックが必要な上に費用もかさんでしまいますが
一方で、長期間使えるタイプをしっかりお手入れをしながら使えば、目の健康を保ちつつコストも抑えられます。

毎日欠かさずきちんとお手入れできる方は、こちらの2タイプを検討してみてください。

5.まとめ

今回は、カラコンの使用期限と有効期限の違いや、期限切れカラコンの危険性について解説しました。

カラコンの使用期限とは開封後に使用できる期間のことで、有効期限とは明確に異なります。
目の健康を保つためにも、1Day、2Week、1Monthといった各タイプの使用期限は必ず守りましょう。期限切れのカラコンは、目にトラブルを引き起こす可能性があります。

この記事を参考に、自分に合ったものを選んで、快適なカラコンライフをお過ごしくださいね!

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