カラコン装着時に使える目薬は?選ぶポイントと正しい使い方を解説

「カラコンをつけてる時、どの目薬を使えばいいのか分からない」そう悩んでいませんか?
実は、すべての目薬がカラコン装着時に使えるわけではありません。ですが、ポイントを押さえて適切な目薬使えば、目の健康を守りつつおしゃれも楽しめます。
この記事では、カラコンと相性のいい目薬の選び方から、正しいさし方、使用時の注意点までを詳しく解説します。
1.カラコン装着時に使える目薬とは
カラコンをしたまま目薬をさすなら「コンタクトレンズ対応」と記載された製品を使いましょう。普通の目薬はレンズに影響を与えることがあるので、注意が必要です。
「コンタクトレンズ専用」の目薬を選ぶ
カラコンをつけたまま目薬を使いたい方は、パッケージに「コンタクトレンズ装着中もOK」と書かれた製品を選びましょう。
これらの製品はレンズへの影響を考慮して作られているため、安心して使えます。うるおい成分を配合したタイプも多く、ドライアイ対策にも利用できます。
特に目の乾燥が気になりやすい方は、専用の目薬でしっかりケアするのがおすすめです。
普通の目薬はNG
普通の目薬は、コンタクトレンズをつけたままさしてはいけません。
市販の目薬の中には、ほとんどの製品に防腐剤が使われています。この成分が、レンズの変形や変色を引き起こしてしまう可能性があるからです。
特にレンズが変形すると、角膜に傷をつけてしまう恐れも。安全に使いたいなら、必ずパッケージを確認しましょう。
手元に普通の目薬しかない時は
手元に普通の目薬しかない場合は、レンズを外してからさしましょう。その後、少なくとも10分以上空けてからレンズを再装着すれば、防腐剤の影響を最小限に抑えられます。
それでも心配な方は無理に使わず、コンビニやドラッグストアで「コンタクトレンズ対応」と書かれた目薬を購入するのが安心です。目の健康を守るためにも、安易に判断しないでくださいね。
2.カラコン用の目薬の選び方
どれも同じに見える目薬ですが、実は用途によって使い分けが必要です。カラコン使用中の症状に合わせて、製品を選びましょう。
ドライアイには「人工涙液」
カラコン装着中に目が乾くと感じたら、「人工涙液タイプ」の目薬を選ぶのがおすすめです。
人間の涙に近い成分で作られた人工涙液なら、目のうるおいをやさしく補ってくれます。コンタクトレンズ専用のものは防腐剤が含まれておらず、長時間カラコンを使う人にとって安心。
ドラッグストアやコンビニでも気軽に購入できて、目のかすみに効果があるのもポイントです。特に、1日中パソコンやスマホを使う人は、乾燥対策として常に携帯しておくと便利ですよ。
疲れ目には「栄養成分」
カラコンをつけていて「目がしょぼしょぼする」「重たい感じがする」と思ったら、目の疲労がたまっているサインかも。そんな時は、ビタミンB6やB12、タウリンといった栄養成分を含んだ目薬がおすすめです。
ただし、これらの目薬はコンタクトレンズ非対応のものも多いため、購入時には「ソフトコンタクト対応」と書かれているかチェックしましょう。レンズをつけたままでも使えるタイプを選べば、疲れた目をしっかりリフレッシュできますよ。
3.カラコン装着時に目薬をさす手順
目薬は正しくさすことで効果を発揮します。カラコンをつけている時は、衛生面にも気を配って丁寧に使いましょう。
カラコン装着中に目薬を使う手順は、次の通りです。
1.手をしっかりと石けんで洗い、清潔に保つ
2.頭を少し後ろに倒し、下まぶたを軽く引き下げながら目薬を1滴さす
3.点眼後は軽く目を閉じ、目薬がしっかりなじむのを待つ
4.容器をティッシュで拭き取り、もう片方の目にも目薬をさす
目薬をさす際は、容器の先端がまぶたやまつ毛に触れないよう注意しましょう。また、ティッシュであふれた液をそっと拭き取ると、メイク崩れも防げて安心です。
4.カラコンの目薬に関する注意点
コンタクトレンズ専用の目薬は、使い方以外にもいくつかの注意点があります。目の健康を守るために、以下のポイントを押さえておきましょう。
目薬の使用期限を守る
目薬は、一度開封したら使用期限が短くなるため注意が必要です。特に、防腐剤が入っていないコンタクトレンズ専用のタイプは、1~2週間程度で使い切るのがベスト。
古くなった目薬は雑菌が繁殖している可能性もあるので、もったいないと思うかもしれませんが破棄しましょう。古い目薬を目に入れるのは絶対にNG!
あらかじめ、目薬の容器にマジックで開封日をメモしておくと安心ですよ。
目薬の保管場所に気を払う
コンタクトレンズ専用に限らず、目薬は保管場所にも気をつけましょう。直射日光の当たる場所や高温多湿の場所は避けて、冷暗所で保管するのがおすすめです。
車内やバッグの中に入れっぱなしの人も多いですが、温度が変化しやすいのでNG。目薬の品質を保つためにも、正しく保管してくださいね。
目の違和感が続くなら眼科に相談
目薬を使ってもゴロゴロ感や充血が治らない時は、無理をせず眼科に相談しましょう。目のトラブルを放置すると、症状が悪化する恐れもあります。
特にカラコンを使用している人は、レンズの影響も考えられるため、医者の診断を受けるのが安心です。眼病は早期発見が大切ですので、自己判断は避け、早めに受診してくださいね。
5.まとめ
今回は、カラコンと相性のいい目薬の選び方と正しいさし方、そして使用時の注意点について解説しました。
カラコン装着時は「コンタクトレンズ専用」と明記された目薬を使うことで、レンズに影響を与えず、乾燥や疲れ目をしっかりケアできます。また、目の健康を守るためにも、使用期限や保管場所は守りましょう。
目に少しでも違和感が続く場合は、無理せず眼科を受診してください。目薬を正しく使って、快適で安心なカラコンライフを楽しんでくださいね。