コンタクトレンズが目の裏側に入ってしまった?探し方や対処法を解説

「コンタクトが目の裏側に入っちゃったかも…」「レンズがどこにも見つからない!」そんな時にパニックになってしまう気持ち、すごくよく分かります。
でも安心してください。コンタクトレンズは構造的に“目の裏側”には入りません。焦らず、順番にチェックすれば、ちゃんと見つけて取り出すことができます。
この記事では、コンタクトレンズが見つからない時の対処法と、今後のズレ防止のポイントについて、初心者さんにも分かりやすく解説します。
1.コンタクトレンズが目の裏側に入った?
まず知っておいて欲しいのが「コンタクトレンズは目の裏側に入ることはない」ということ。その理由について、詳しく見ていきましょう。
目の裏側にレンズは入らない
人間の目は「結膜(けつまく)」という薄い膜で覆われていて、まぶたの内側から眼球の白目部分までしっかりつながっています。この構造によって、レンズが奥へ行っても必ずどこかで止まり、裏側へ回り込むことはないのです。
レンズが見つからないのは、ほとんどの場合「まぶたの裏側にズレている」だけ。まずはそのことを知って、安心してくださいね。
焦らずに落ち着いて対処しよう
レンズが見当たらないと焦ってしまいますが、ゴシゴシと目をこすったり、無理にまぶたを引っ張ったりするのはNGです。目に傷がついたりレンズが破れたりする原因になります。
大切なのは「落ち着いて、正しい手順で探すこと」。次の対処法を参考に、まずは深呼吸して、冷静に行動しましょう。
2.コンタクトレンズが見つからない時の対処法
コンタクトレンズが見つからない時は、まずは焦らずに以下の方法を試してみましょう。落ち着いてチェックすれば、すぐに見つかることも多いですよ。
目を閉じて眼球を動かしてみる
まず、目をそっと閉じて、上下左右にゆっくり眼球を動かしてみましょう。すると、ズレていたレンズが黒目の方へ自然に戻ってくるはずです。
目が乾燥しているとレンズの動きが悪くなるので、可能ならコンタクトレンズ専用の目薬を使うとスムーズに。強くまばたきするのではなく、やさしく目を動かすのもポイントです。
鏡で目をチェックする
次に、鏡の前で目を大きく開き、白目の端やまぶたの裏を確認してみましょう。
上まぶたをそっと持ち上げて下を見る、または下まぶたを引いて上を見ると、隠れているレンズが見つかる場合があります。
なお、まぶたを指先で引っ張る時は、石鹸できれいに洗った清潔な手で。また、爪は短く整えておくと安全です。
3.取れない時は眼科に相談する
どれだけ探してもコンタクトレンズが見つからない場合は、自己判断せず眼科を受診しましょう。無理に取ろうとすると目を傷つけるリスクがあるため、専門的な処置が必要です。
眼科では、専用器具を使って安全に取り除いてくれます。自分では見つけられなかったレンズも、眼科ならすぐに見つかるでしょう。目のトラブルを長引かせないためにも、迷わず受診しましょう。
目はとてもデリケートな器官です。自分では取れないと思ったら、目の安全を優先してくださいね。
4.コンタクトレンズのズレを防ぐには
目の裏に入ったように感じる原因の多くは「レンズのズレ」。ここからは、ズレを防いで快適に使うための3つのポイントを紹介します。
目を乾燥させない
1つ目のポイントは、目を乾燥させないことです。乾燥した目はレンズを吸着しやすく、ズレたりくっついたりしやすくなります。
特にエアコンの効いた室内や、長時間パソコン・スマホを見続けていると、まばたきが減って乾燥しがちです。
目薬をさしたり、意識的にまばたきで涙を補ったりして、目の乾燥を防ぎましょう。加湿器や濡れタオルを干すといった対策も、乾燥防止に効果的です。
乾きにくいレンズを選ぶ
2つ目のポイントは、乾きにくいタイプのレンズを選ぶことです。含水率の高すぎるレンズは乾燥しやすく、ズレやすくなる場合があります。
ただし、最近では高含水でも乾きにくく、酸素もよく通す新素材レンズも登場。例えば、人気コンタクトレンズショップ「candy magic」の新製品「SIE. CLEAR 1day 」は、長時間つけても快適です。※感じ方には個人差があります。
ブランド直営ショップ限定でお得な「まとめ買い」もあるので、ぜひ試してみてくださいね。
レンズのBCを見直す
3つ目のポイントは、レンズのBC(ベースカーブ)を見直すことです。
BCは、レンズと目のカーブのフィット感を示す重要な数値。自分に合わないBCのレンズを使うと、ズレやすくなるだけでなく、違和感や視界のぼやけにつながる場合もあります。
また、目にぴったりのBCを選ぶには、眼科での検査がベストです。「BCが合っているか分からない」と感じたら、一度チェックしてもらいましょう。
5.まとめ
今回は、コンタクトレンズが見つからない時の対処法と、ズレ防止のポイントについて解説しました。
「コンタクトレンズが目の裏側に入ったかも…」と感じても、まず深呼吸して焦らずに状況を確認しましょう。人間の目の構造上、コンタクトレンズが“目の裏側”へ回り込むことはありません。
多くの場合、まぶたの下や上にズレているだけです。落ち着いて鏡で確認し、レンズが見つからないときは、目を優しく動かしてみましょう。
それでも取れない時は、迷わず眼科へ。無理に取ろうとせず、眼科医に相談してくださいね。