コンタクトレンズで目が痛い!ズキズキする原因と対処法について解説

「コンタクトレンズって目が痛いのは放置して大丈夫?」
「コンタクトレンズについて目が痛いときの正しい対処法が知りたい」
コンタクトレンズ装用中に目の痛みを感じた場合は、そのまま使用を続けず、すぐにレンズを外して目を休ませることが大切です。
目の痛みや強い充血、涙が止まらないといった症状は、角膜に傷がついている場合や、目のトラブルが起きている可能性があります。
無理にレンズを使い続けると、症状が悪化し、角膜障害などの目のトラブルにつながるおそれがあります。
この記事では、コンタクトレンズをつけて目が痛くなる主な原因と、その場合の適切な対処法についてわかりやすく解説します。
目次
コンタクトレンズ装用中に目が痛くなる原因は?ズキズキ・涙が出る症状に注意
コンタクトレンズをつけていて目がズキズキ痛むときや涙が止まらない場合、目の表面に何らかのトラブルが発生しているサインと言えます。
角膜は目の表面にある厚さ0.5ミリの透明な膜 で、一番外側には角膜上皮細胞(かくまくじょうひさいぼう)が存在します。
角膜上皮細胞は、目の表面の涙(涙液)で乾燥と刺激から守られています。コンタクトレンズを装用すると、コンタクトレンズ自身が、角膜上皮細胞を直接傷つける可能性があります。
以下では、痛みが生じる代表的な原因を整理したので、ご自身の症状と照らし合わせて確認してみましょう。
目が乾燥している
コンタクトレンズを長時間つけていると、涙がレンズに吸収されて目が乾燥しやすくなります。
目が乾くとレンズと角膜の間に摩擦が生じて、ズキズキとした痛みを引き起こす原因になります。
目の乾燥を招く主な要因は以下の通りです。
- エアコンの風が直接顔に当たる環境
- パソコンやスマートフォンの長時間の使用
- 涙の分泌量が減少するドライアイの症状
特に乾燥がひどいときは、無理をせずにレンズを外して目を潤すことが大切です。
入れた瞬間・片目が痛いのはレンズにキズや汚れがある可能性が高い
レンズを入れた瞬間に激しい痛みを感じる場合や、片目だけがズキズキ痛むときは、レンズ自体にキズや汚れが付着している可能性が高いと言えます。
目に見えないほどの小さな破損であっても、デリケートな角膜を傷つける要因になります。
キズや汚れの原因として考えられる代表例をまとめました。
- レンズの洗浄不足による脂質やタンパク質の蓄積
- 爪を立ててレンズを扱った際についた細かなキズ
- 化粧品の成分やほこりがレンズに付着した状態
痛みがあるレンズは、そのまま使用せず、速やかに取り外して確認しましょう。
レンズを長時間つけている
コンタクトレンズを定められた装用時間を超えて使い続けると、角膜への酸素供給が不足しやすくなり、目の痛みや充血などの原因となる場合があります。
コンタクトレンズの装用中も角膜には酸素が必要です。長時間の連続装用は角膜への負担につながることがあります。
適切な装用時間を守ることは、コンタクトレンズを正しく使用するための大切なポイントです。
レンズが目に合っていない
レンズのスペックがご自身の目の状態と一致していない場合、ゴロゴロ感やズキズキとした痛みを感じることがあります。
特にベースカーブと呼ばれるレンズ内側の曲がり具合が合っていないと、動くたびに角膜と擦れてしまいます。
乱視や近視の度数が合わない場合も、目に負担がかかってしまい、疲れやすくなってしまうことがあります。
無理に装用を続けると目のトラブルにつながるリスクもあるため、一度眼科で再処方を受けることが大切です。
眼病などのトラブルが起きている
コンタクトレンズの不適切な使用や摩擦によって、目の表面に傷がついたり感染症を発症したりしている可能性があります。
痛みだけでなく目やにの増加や強い充血を伴う場合は、角膜障害に発展している危険性が高いと言えます。
以下では、角膜感染症に関する主な病気をまとめました。
- 細菌性角膜炎
- 真菌性角膜炎
- アカントアメーバ角膜炎
- ヘルペス性角膜炎
上記の眼病は自然治癒が難しいため、速やかに装用を中止した上で専門医の診療を必ず受けてください。
コンタクトレンズ装着後、目が痛い時の対処法
コンタクトレンズをつけているときに痛みが走ると、どう対処すべきか迷ってしまうものです。
基本的には無理をせず目を休めることが最優先ですが、痛みの状況に応じていくつかの対処法を試すことができます。
以下では、目が痛むときにすぐ実践できる具体的な対処法について解説します。
まばたきや目薬で乾燥を防ぐ
コンタクトレンズによる痛みが軽度の乾燥によるものであれば、目を潤すことで一時的に改善する可能性があります。
涙が不足してレンズと角膜が擦れている状態を緩和するため、以下の方法で瞳に水分を補給しましょう。
- コンタクトレンズ専用の潤い成分が含まれた目薬を点眼する
- 意識的に深いまばたきを繰り返して涙の分泌を促す
- 乾燥しやすいエアコンの風が直接顔に当たらない環境に移動する
水分を補うだけで痛みが引く場合もありますが、それでも違和感が残る場合は別の原因を疑う必要があります。
決して無理に装用を続けず、速やかに次のステップへ進むことが大切です。
レンズをお手入れする
レンズの表面に微細なゴミやほこりが付着していることが原因で、目にズキズキとした痛みを引き起こしている場合があります。
一度レンズを外し、コンタクトレンズ専用の洗浄液を用いて丁寧にお手入れを行いましょう。
- 洗浄液を数滴落として、手のひらでレンズを優しくこすり洗いする
- 水道水は絶対に使用せず、専用のすすぎ液で十分に洗い流す
- ケースも毎日きれいに洗浄し、しっかりと乾燥させておく
レンズに付着した化粧品の油分やタンパク質汚れが綺麗に落ちれば、再び快適に使えるようになることがあります。
※ワンデータイプの場合は再利用せず、新しいレンズに交換してください。
お手入れしても異物感が解消されない場合は、レンズに傷がないかを念入りに確認してください。
レンズの表裏が逆になっていないかを確認する
レンズを装着した瞬間にチクチクとした違和感やズレるような痛みがある場合、レンズが裏返しになっている可能性があります。
指先にレンズをのせ、その形状を横からよく観察して正しい向きであるかを確認しましょう。
裏返しのまま装着すると、違和感や痛みが出たり、レンズがずれやすくなったりする場合があります。また、角膜を傷つけるおそれもあるため注意が必要です。
裏返しに気づいた場合は、一度レンズを外し、専用のケア用品で洗浄してから、正しい向きで装着し直しましょう。
目が開けられないほど痛いときはメガネにする
目が開けられないほどの強い痛みがあるときは、無理にコンタクトレンズを使用せず、メガネに切り替えることが重要です。
角膜が炎症を起こして光をまぶしく感じている場合もあるため、瞳を外部の刺激から守る必要があります。
- 無理をせずすぐにレンズを外して目を休める
- 外出時は常にメガネにも替えられるようにする
- 目を決してこすらずにまぶたを優しく閉じて痛みを和らげる
痛みを我慢して装用を続けると、角膜の傷が悪化したり、症状の回復が遅れたりする可能性があります。
症状の悪化を防ぐため、速やかにレンズの使用を中止し、必要に応じて眼科を受診しましょう。
新しいレンズに交換する
レンズに微細なキズや落ちない汚れがついている場合は、いくら洗浄しても改善しないため新しいレンズに交換してください。
目に見えないほどの小さな破損であっても、デリケートな角膜を傷つけるおそれがあります。
破損したレンズを使い続けると、角膜に傷がついたり、目のトラブルにつながったりする可能性があります。
少しでも違和感や破損が疑われる場合は、使用を中止し、新しいレンズに交換しましょう。
眼科を受診する
セルフケアを行っても痛みや違和感が治まらない場合は、速やかに眼科を受診して専門医の診察を受けてください。
適切な治療が遅れると、症状が悪化したり、角膜障害などの目のトラブルにつながったりする可能性があります。
角膜の傷などは自分では確認しにくいため、眼科で診察を受け、必要に応じた治療を受けることが大切です。
コンタクトレンズで目が痛い時の注意点
コンタクトレンズ装着時の目の痛みを防ぎ、適切に使用するためには、日頃の扱い方においていくつか守るべき注意点があります。
間違った使い方を続けると、目のトラブルにつながったり、症状が悪化して視力に影響を及ぼしたりする可能性があります。
以下では、目のトラブルを未然に防ぐために必ず意識しておきたいポイントを詳しく解説します。
コンタクトレンズ専用の目薬を使う
コンタクトレンズを装着したまま目薬を使用する場合は、コンタクトレンズ装用中に使用できる製品を選びましょう。
- 一部の目薬に含まれる防腐剤は、ソフトコンタクトレンズへ吸着する可能性がある
- コンタクトレンズ装用中の使用を想定していない製品がある
- パッケージにコンタクト用の記載がある製品か確認する
乾燥が気になる場合でも、自己判断で裸眼用の目薬を使用するのではなく、使用前に製品の表示や添付文書を確認することが大切です。
レンズの使用期間と装着時間を守る
使い捨てレンズの交換期限や毎日の装着時間は、メーカーが定めた使用方法に従うことが大切です。
- 1日使い捨てタイプは一度外したら再装着しない
- 2週間タイプは開封した日から14日を過ぎたら必ず破棄する
- 1日の装着時間は8時間以内を目安にする
もったいないからと期限を超えて使い続けると、レンズの劣化や汚れの蓄積により、目のトラブルにつながる可能性があります。
ご自身の大切な目を守るためにも、定められた期限と時間は絶対に厳守してください。
学校や職場から帰宅したら外すようにする
学校や仕事が終わって自宅に帰ってからもレンズをつけたまま過ごしていると、角膜への酸素供給が不足しやすくなり、目への負担につながる場合があります。
学校や職場から帰宅したら、以下の習慣を付けましょう。
- 帰宅したらできるだけ早めにレンズを外してメガネに掛け替える
- スマートフォンやパソコンを長時間使用する夜は、目を休める時間をつくる
レンズを外して目を休ませることは、目への負担を軽減するためにも大切です。
メガネを使用する時間を意識的に増やし、毎日の生活の中で目を休める時間を作りましょう。
自己判断せず定期検診も受ける
コンタクトレンズを使用する際は、目に特別な痛みがなくても定期的に眼科で検診を受けることが重要です。
眼科では、自分では気がつきにくい初期の微細なキズも発見できる場合があります。
目の状態は日々変化するため、3か月に1回を目安に眼科医の診断を受けて、目の健康状態をチェックしましょう。
コンタクト装着時の痛みに関するよくある質問
コンタクトレンズの使用に伴う目の痛みや違和感について、多くの方が抱きやすい疑問をまとめました。
正しい知識を身につけることで、トラブルが起きた際の適切な対応につながります。
以下では、レンズの種類による違いや痛みの持続期間、目が疲れたときの症状について詳しく回答します。
ソフトレンズとハードレンズで痛みの原因や対処法は違う?
ソフトレンズとハードレンズは素材やサイズが異なるため、痛みが生じる原因や対処法にいくつかの違いがあります。
| ソフトレンズ | 異物感を感じにくいため、目の異常に気づきにくい場合がある |
| ハードレンズ | レンズが硬く小さいため、ゴミなどが入ると痛みを感じやすい傾向がある |
ソフトレンズは異常に気づきにくい場合がある一方、ハードレンズは異物による違和感を感じやすい特徴があります。
どちらのレンズであっても、少しでも普段と違う痛みを感じた場合はすぐに装用を中止することが大切です。
コンタクトで目が痛いのはいつ治る?
コンタクトレンズを外した後の痛みがいつ治るかは、目の痛みを引き起こしている根本的な原因によって大きく異なります。
- ゴミの付着や乾燥による痛みはレンズを外して目を休めることで改善する場合がある
- 角膜の傷は、傷の程度によって数日から1週間程度かかる場合がある
- アレルギー性結膜炎や感染症などが原因の場合は、眼科での診察や治療が必要となることがある
レンズを外してしばらく様子を見ても痛みが改善しない場合や、徐々に痛みが強くなる場合は、角膜などに傷や異常が生じている可能性があります。
自己判断で放置すると症状が悪化し、治療に時間がかかる場合もあるため、早めに眼科を受診しましょう。
目が疲れたと感じる症状は?
コンタクトレンズの度数が合っていなかったり、長時間使用したりすると、目に負担がかかり、さまざまな症状が現れることがあります。
以下では、症状によって異なる目の痛みについてまとめました。
- ゴロゴロ、チクチクは眼の表面の痛み
- ズキズキ、ズキンズキンは眼球そのものの痛み
- 眼の奥が痛い場合は眼精疲労
目の疲れを放置していると、症状が続いたり、頭痛や肩こりなどを伴ったりすることがあります。
目が疲れたと感じたときは無理をせずにレンズを外し、メガネを併用して瞳を十分に休ませる時間を作りましょう。
まとめ
コンタクトレンズの使用に伴う目の痛みや違和感は、目のトラブルのサインである可能性があります。
無理をして装用を続けると、角膜に傷がついたり、目のトラブルにつながったりする可能性があります。
症状を感じた場合は、まずレンズを外して目を休ませましょう。
痛みや違和感が続く場合は自己判断せず、早めに眼科を受診することが大切です。
日頃から正しいケアや使用方法を守り、コンタクトレンズを適切に使用しましょう。



